2009年度の学部別系統の志願状況として、言えるのは国公立大学・私立大学のほとんどの学部が志願者が減少している中、
農業・水産系統の学部の人気が上昇している点が特徴となっています。不況下の中で、これまで注目度が低かった農業・水産系統の学部が人気なるという以外な動きになりました。
また別の系統では理工系が底堅さを見せ、国公立大学では微減したものの、私立大学で志願者が増加する結果となりました。
それ以外では、総合大学を始めてとした、大学毎で設立した新学部が増加している傾向にあり、私立大学だけで見た場合では、農業・水産、理工系に次ぐ前年比の伸びを見せる結果となりました。
その他の観点としては、人気私立大学とそうでない大学との間の人気の格差が開き2極化の傾向にありましたが、この開きが少し緩和され、人気私立大学の受験者数は減少との結果になりました。これは不況下が原因と思われ、無理をしてでも人気校に行く。という事よりも、1ランク下げて受かる大学に受験するという傾向が現れた事に起因していると思われます。